しんぼうちゅうかくけっそんしょう

ASD

心房中隔欠損症

心臓のきほん

心臓の4つの部屋とその役割、どのような順序で血液が体を流れているのか?などについての動画です。

病気のことを知る前にご覧ください。

心房中隔欠損症について

心房中隔欠損症は、先天性心疾患の中では一般的な病気の一つです。
心房中隔欠損症がどんな病気なのか、まず動画をご覧ください。

動画の中でも説明しているとおり、同じ「心房中隔欠損症」でも、穴の大きさによって症状が出る時期が違います。

日本小児循環器学会 心房中隔欠損症
日本小児循環器学会 心房中隔欠損症
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気づかれないまま大人になり大人になってから、疲れやすい、動くと息切れがする、動悸がするなどの症状が出ます。

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穴が大きければ大きいほど、小さい頃から、体重が増えない、疲れやすいなどの症状が出ます。

治療のタイミングは?
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⼩さいころから体重が増えない、疲れやすいなどの⼼不全の症状がある場合

早めに治療が必要なことがあります。あまり症状がなく、穴が小さい場合は自然に閉じる場合もあり、しばらく様子をみることもあります。

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ただし、10歳以上で自然に閉じることは少ないと言われています

そのままにしていると、血液の中の小さな気泡や血栓(血のかたまり)が心臓の穴を通って、脳梗塞などになることがあるため、治療をすることをおすすめします。

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⼤人になった後

そのままにしていると、心臓の動きが悪くなったり、肺が悪くなったり、「心房細動」という不整脈が増えると言われているため、見つかったら治療をしたほうがよいです。

治療の方法は?

主に2つの治療法があります

1:カテーテル治療

*カテーテル治療の詳しい説明については 「カテーテル検査と治療」をごらんください。

01

⾜の静脈からカテーテルを入れて閉鎖栓を左心房まで入れて、傘を開く。

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03

2枚⽬の傘を右心房で開いて心房の壁をはさむ。

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02

2枚がさねの傘の1枚目をひっかけてひいてくる。

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04

位置を確認して、傘の柄をはずして留置する。

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穴の大きさ、形によってはカテーテルでは治療が難しいこともあります。また、カテーテル治療ができる医療施設が決まっています。下記のリンクから近くの病院を探してみてください。

2:手術

カテーテルでは治療が難しい場合(穴の大きさや場所が難しいなど)、心房中隔欠損症以外の一緒に手術で治療をしたほうがよい病気がある場合(部分肺静脈還流異常症、弁膜症、不整脈など)は、手術をおすすめします。

※心臓の手術の流れについては 「心臓手術の流れ」をごらんください。

[穴を閉じる方法]

直接閉鎖

穴をそのまま縫い閉じる。

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パッチ閉鎖

あて布(パッチ)をあてる。

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治療の後は?

子どもの頃に手術をした場合、ほとんどの人がほぼ普通の人と同じように生活できて、運動などの制限もなく、薬を飲み続けることもほぼありません(あくまで病状によって異なります)。

時々、大人になってから小さい時の手術の影響で不整脈が出ることがあるため、動悸などの症状があれば病院に相談してください。

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大人になるまで病気に気づかれず、大人になってから治療を行うことも少なくありませんが、長年穴があいたままだったことで長期間心臓に負担がかかっているため、心臓の動きが悪くなったり、肺が悪くなったりしていることが多いです。

また、「心房細動」という不整脈や、心臓の弁が悪くなっていることもあります。治療をする前の状態によって、治療の後にどれぐらいよくなるかは差がありますが、ほとんどは治療によってそれ以上悪くなることを防ぎ、治療をする前よりも元気になります。人によって病状はそれぞれ異なるため、主治医の先生の話をよく聞いてください。

 

また、ずっと元気でいられるように、通院や内服の継続が必要な場合は、必ずきちんと病院にかかるようにしましょう。

あなたにとって最もよい治療法を、

主治医の先生とよく相談して決めましょう。

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